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アメリカ最初の親切②

というわけで、それからすぐの日曜日、生まれて初めての「教会」デビュー
となりました。

学校の近くの教会(何派のどういう系統の教会かもわからず・・・)へ行ってみた。
厳かな雰囲気の大きな建物の中へ、わけもわからずに入っていった。
こんな小さい町に、こんないっぱい人がいたんやあ、って思うくらいに、
なんかいっぱい人がいた。ほとんどが白人さんで、牧師さんの話をまじめな
顔つきで聞いているわけですね。で、もちろん、アジア人はおれ一人。
入っていった瞬間から、「何かへんなのが来たぞ」てきな、何となく
周りの視線を感じながら、一番後ろの机の席に、きょろきょろしながら
座りました。「これが、教会かあ・・・」っていう感じで、本当にわけも
わからずにとりあえずそこに座ってました。

自分はその頃、アメリカに住んでいる人は、みんなキリスト教徒で、
みんな信心深く真剣に教会に来ていると思っていたので、
何の宗教心もなく、ただなんとなくホームステイ先を見つけるきっかけに
なれば、というよこしまな考えで来てしまったので、ちょっとした罪悪感を
感じながら座ってました。「怒られたらどうしようかなあ・・・」みたいな。

で、牧師さんの話しがおわって(もちろん、何を言っているのかさっぱり
理解できずに)、賛美歌とかを歌い始めたわけですけど、
賛美歌が書いてある冊子みたいなのがどこからともなく回ってきて、
とりあえず歌っているふりだけしてました。もちろん、歌の内容も
まったくわからずじまいで。

他にも何か色々やったと思うんですけど、あまり覚えてもおらず、
かれこれ2時間ほどいたのかなあ。全ての儀式が終了して、
まあ、みんな帰り始めたわけです。これが、自分の教会デビュー
だったわけですけど、正直何が起こっているのかはほとんど
わからなかったですけど、「神聖な場所」やなあ、っていうのが
率直な感想でしたね。自分が今まで足を踏み入れたことのある
どの場所とも違う、異質な空間、でしたね。自分は今でも
特に宗教心を持っているわけではないですし、特定の宗教に
関心があるわけでもまったくなく、神の存在というものをどちらかと
言うと信じていない方ですし、宗教を心の拠り所にするという考え方の
人には絶対に賛成できないですけど、常に誰かに感謝する気持ちを
持っている、という事は、かなり大事なことだとは思う。
キリスト教の場合それがイエスキリストになるわけですけど。

ただ、アメリカ人がよくインタビューとかで(例えばアカデミー賞とかグラミーとか)、
受賞したのは誰々のおかげ、とたくさんの人の名前を羅列する場面が
よくあるけど、本当に一人一人にそこまで感謝してるとはあまり思えない・・・。
もちろんそう思ってる人もいるとは思いますけど、
You are just saying it, but don't really mean it.ってたまに感じる。

まあ、とにかく、教会デビューがおわり、ホームステイの話しなんて
誰にも話しかけることなんてできずに、とりあえず帰ろうかな、って
思っていたら、後ろから、
"Hi, how are you?"って男の人の声がした。
振り返ったら、さっき話しをしていた牧師さんだった。

To Be Continued・・・・・

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2006年6月1日~6月11日のうれし事

また更新が遅れてしまった。。。自己嫌悪。

最近は山形出張いったら、講演会の講師を2,3回やったり、
という感じですね。人前で話すというのはやればやるほど
難しくなってくる。勉強不足やなあって話すたびに思う。
けど、逆に勉強になっているのでありがたい。

昨日、小島貴子さん、っていうキャリアカウンセラーになるのかな、
の人のセミナーをたまたま聞くチャンスがあった。
朝10時からのセミナーで、最初は1時間ほど聞いて、仕事戻る
つもりだったのが、話しが面白くてすごく今後の自分にとっても
参考になると思ったので、午後3時まで聞いてた。ほんまに
勉強になった、と同時に、自分の力の無さをまた感じたけど、
でも、プロってこういう人のことを言うんやなあ、って前向きな
いい刺激になった。早速アマゾンで小島さんの著書を2冊
注文した。早く届かんかなあ。
こんな感じでした!

達成の年も半分近く終わってる。今年もあと半分ちょっと。がんばろ!

コメント

私も宗教心は全く無い人間ですが、「ほんまもんのクリスマス」を見てみたいというよこしまな動機から、一度だけ教会へ行ってみたことがあります。(しかもカトリックとプロテスタントの教会をはしご…罰あたりですね)
ほんと、異質な空間でした。厳かってこういうことを言うのかなって感じで。普段宗教について意識せずに生活していたので、教会を埋め尽くすほどの信者さんたちの数にも驚きました。
礼拝の前に食事をしたのですが、障害のある人もない人も一緒にごく自然に手伝い合って食事している風景は、神の前では皆平等であるって感じでいいなぁと、宗教のいいところってこういうとこかなって思いましたね。
けど、あくまでも一つの哲学的思想としてとらえた場合における、宗教の考え方には興味はありますし、変な偏見や先入観を持たずにいいところは取り入れたいなぁとは思いますが、私は常に視野は広く、バランス感覚を保ちたいと思っているので、宗教だけに限らずですけど、特定の考え方だけに縛られるのは、抵抗を感じますね。なんか他のものの良さが見えなくなってしまいそうな気がします。
典型的な日本人なので、キリスト教の考え方を理解するのも、難しいです。やはり仏教の方が理解はしやすいかなぁ。念仏唱えてりゃ極楽浄土に行けるとは思えないですけど。自分自身と向き合う「禅」は共感できるところが多くて好きですけどね。
昔、職場のアルバイトに新興宗教にはまっている子がいて、勤務中にまわりを勧誘するので注意したら、「信じないと不幸になる」って言われたので、私もブチ切れて言い返したら大喧嘩になったことがありました。でもああいう人って、自分を客観視することも他人の意見に耳を傾けることも出来ないので、まともな話し合いにならないんですよね。怖いなと思いました。

さて、前置きが長くなりましたが(笑)

いくつか質問したいことがあります。

まず、教育者としての多田さんに質問です。
学生さんたちと接することが多いかと思いますが、彼らの日本語力についてどう思われますか?
母語能力が低下すると、自身や他者についての深い洞察や複雑な思考が出来なくなり、また豊かな表現をしたりそれを読み取る力も低くなるがゆえに、コミュニケーション力も著しく低下するなど、悪影響は挙げればきりがないと思うのですが、どうも、私の周りの学生や社会人と話していると、勉強熱心で語学も堪能であるにもかかわらず、肝心の日本語力が愕然とするほど低く感じるんです。小学校で英語を…というのは、それがいいか悪いかは、専門家ではないのでわかりませんが、少なくとも国語教育については、見直しが必要ではないかと強く感じます。第二言語習得も母語が基礎となってこそのものですし、まず母語でしっかりと人間としての思考というか人格形成がなされていないと、英語は話せるけれど中身はからっぽでは、海外では相手にされませんよね。

次、経営者としての多田さんに質問です。
東北全域を精力的に営業でまわっていらっしゃるようですが、直接会って話をするのがベストだとはいえ、時間の制約もありますし、ネットでの営業というか、ホームページでの情報発信というのもとても重要になってくると思うのですが、少しでも多くの人にこのホームページを見てもらうためにどういった工夫をされていますか?グーグルで検索したときに少しでも上位にいくようにこういうことをしているとか、リンクを貼ってもらえるようにこういうところへセールスしてますとか、企業秘密に触れない程度に(笑)お願いします。

最後、講師としての多田さん。
話を聞くときの人間の集中力はせいぜい20分程度だと聞いたのですが、多田さんはいろいろなところでお話をされているようですが、聞き手を退屈させずに話をするために気をつけていることって何ですか?

長いコメント大歓迎という社交辞令を間に受けて、随分と好き勝手なことを書いてしまってすみません。
気が向きましたら、お返事お願いいたします。

あ、あともうひとつだけ!
ホームページ、留学費用については書いてあるのに、肝心のdibecさんにお世話になるにはいくらかかるのかが書いてないのはどうしてですか?御予算に応じて…って感じなんですかね?まさか…時価?!明朗会計大好きな私は、回らない寿司屋さんに来てしまったような落ち着かなさを感じます。
それと、社長さんだけでなく、スタッフの方々の声がきけるようなコーナーがあればいいのになって思いました。その方がこの会社の雰囲気がよりしっかり伝わってきて、安心して問い合わせしやすいんじゃないかな~。(スタッフの皆さんの、余計なこと言って仕事増やすんじゃねーぞって声が聞こえたような気がするのは気のせいですね)

ホント、長文ですみませんでした。ではまた。(もう来るなって?)

みかんさん

いつもコメント本当にありがとうです&公開が遅れて大変申し訳ないです。

コメントの答えには全然答えてないですけど、とりあえずお礼と
公開を、と思いまして。

返事もう少し待ってくださいねえ。本当にごめんなさい。

でも、すっごく色々書いて頂いて、かなりうれしいです。

今後ともよろしくお願い致しますです!!!

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