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一生に一度は外に出て欲しい! ~そのための海外留学事業~

2007年1月27日(土)

今日、
アメリカで海外インターンシップをやりたい
という大学生とそのお母さんのカウンセリングを
させていただいた。

去年の暮れにその生徒さんとは一度お話しさせて
いただいており、今回はもっと詳しい話しをお母さんが
聞きたい、ということで再度お話しさせていただいた。

もともとその生徒さんは、大学生のキャリアアドバイスをやってる
自分のキャリアカウンセラー仲間の方から紹介していただいた。
(この辺にも人とのつながりのありがたさを感じるなあ)

どういうきっかけで「海外へ」というふうに思ったのか、
詳しい経緯はその生徒さんからは聞いてはいないが、
いま大きな人生の分かれ道にその生徒さんは
来ていると思う。

海外へ留学したり、あるいはこの生徒さんのように
「働きたい」と思って、ある程度の長期間海外へ
インターンシップへ行く、ことを決心するには勇気が
いると思う。

短期の語学留学や、半分遊びで行くような、
ワーキングホリデーとは、わけが違う。
(ワーホリで行ってる人全員がそうだ、という意味では
ないので、ごめんなさい。でも、正直、そうとしか見えない
人にしかまだ会ったことない・・・。)

うちが扱っているのは、学位を取得するための
大学・大学院留学が中心。
それにプラス、本人の職歴等の経験にもとづいて、
海外で給料をもらいながら実際に企業で
働く海外インターンシップ、の2種類。

どちらも、行くまでの準備も色々大変だし、
行ってからはもっと大変。

だからこそ、やり遂げる価値がある。

やり遂げることで、本人にもたらされる価値は計り知れない。
語学力や学位といった「見えるもの」ももちろん大きな価値
には違いないが、それ以上に、
自信・自立心・精神的強さ・見識の深さ・国際素養・バイタリティ、
などなど、色んな「見えない」けれど、その人からにじみでるような
価値をもたらす場合が多い。

もちろん、個人差はあるし、海外へ行けば誰でもその後の人生が
バラ色になるわけじゃないですけど。

そして、それらの価値を礎にして、その後の人生を、
より充実した、実りの多い、そして楽しいものにできる
と思う。

ここが大事なところ。

海外へ行くのは、そういう価値を自分のものにするための
単なる手段、であって、最終目的じゃない。
行って、終わってからそれをどう活かすかが大事、ということ。
ここをほとんど人がはき違えてる。
(それを本人もあるいはその周りもわかってないまま留学するから、
結局、その後の就職に留学を活かせない人が多い。)

「海外へ行って得られる価値」、
これは、「外を見た者」にしかわからない感覚だと思う。
だから、一生に一度は外に出てほしい。
しかも、中途半端な出方ではなく、行くなら、とことん。
そしたら、「何か」が変わる、はず。
その「何か」は個人個人違う。そして、その「何か」を見つけてほしい。

海外で活躍しているスポーツ選手が顕著な例だと思う。
日本にだけいた場合とでは、ものの考え方や、その後の
生き方が大きく違ってくるだろうし、価値感が大きく変わるはず。
「ああ、こういう世界もあるんだなあ」って。

一番わかりやすい例が新庄だろう。

もし彼が、何年か前の契約の時に、
2億を提示した阪神と2千万のメッツを比べ、
そのまま阪神と契約していたら、いまごろは、
「ちょっと派手な2割5分打者」、以上の人には
おそらくなっていなかったと思う。

今日来た生徒さんも、そういう大きな分かれ道の選択を
しようとしている。

だから、がんばってほしい。
そして戻ってきたときに、
その経験を十二分に社会・企業・人生で発揮してほしい。

お母さんがすごく不安そうなのがほんまに印象的だった。
こっちの責任の重さを感じる・・・・。

でも、数年後に、「ああ、子供を行かせてよかったなあー」
って思ってもらえるんじゃないかとは思う。

No Venture, No Gain.ですからね。

そんなことを思った一日でした。

ではまた明日。

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今日のうれし事

オフィスから見えた夕焼け、ちょーきれいやった。

ああいう、大きなものをなんとなく見てたら、
心が癒されると同時に、
色んなことが小さく感じて、
まあ、何事もなんとかなるやろ、
みたいな気分にますますなる。

ほんま、何事もなんとかなるもんです。

がんばろ。

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